主人公東野秀行(光一)は、プロのチェロ奏者を目指す音大生。両親を事故でなくし、現在、弟の健志(大坂俊介)と二人で暮らしている。
大学で秀行が師事しているのは、高名なチェリストの山岡教授(伊武雅刀)。山岡は秀行の亡くなった父親の友人であり、秀行は山岡の娘の保子(矢田亜希子)とつき合っている。山岡からの経済的援助を申し訳なく思う秀行は、自分の留学と弟の高校入学の費用のため、養護施設の医師・深谷(手塚理美)に依頼されたアルバイトを引き受けることに。
そのアルバイトとは、超感覚的知覚保持者の浅羽由希(中谷美紀)に、音楽療法としてチェロを教えることだった。
外界との接触をすべて断っている(ように思われる)由希だが、彼女は人並み外れた聴覚(絶対音感)と、ある特殊な能力を持っていた。
秀行の指導のもと由希は徐々にその才能を発揮し、やがては伝説的女性チェロ奏者、ルー・メイ・ネルソンに近づいて・・・・というより、彼女そのものになっていく。
いつの間にか、秀行は由希にひかれていく・・・。
原作とは年齢設定などは異なっています。光一クンいわく、
「チェロをやっているからっといって秀行を特別な人間にしたくなかったんだ。だから、姿勢を悪くして、台詞も普通の言葉に変えてる。秀行をどこにでもいるヤツにしたいんだ。」
音大の学生というと、なつかしいところでは「ロングバケーション」で、木村拓哉クンが演じた、瀬名秀俊は、ピアノ専攻の学生。よくスーツやシャツなどを着ていましたけど、秀行はあえてTシャツにジーンズが普段の格好になるです。
剛クンは、リュウ(剛クンの「青の時代」役名)の衣装に似てるなぁ・・・。と言っていたとか。